13.8 C
Tokyo
13.7 C
Osaka
2025 / 12 / 07 日曜日
ログイン
English
その他各種イベント・展示会・講演会親子三世代で楽しめる学校給食など 純喫茶7店が初出店する「昭和レトロな世界展」開催 東武百貨店池袋本店

親子三世代で楽しめる学校給食など 純喫茶7店が初出店する「昭和レトロな世界展」開催 東武百貨店池袋本店

東武百貨店池袋本店(東京都豊島区)は18日から23日の6日間、8階催事場で第3回「昭和レトロな世界展」を開催し集客強化を図っている。

今回、目玉と位置付けているのが、初の展開となる純喫茶ゾーン。

純喫茶ブームの立役者で知られる東京喫茶店研究所2代目所長の難波里奈氏監修のもと純喫茶7店が初出店している。

この経緯について、18日取材に応じた東武百貨店池袋店の深井英孝販売推進部催事企画課課長は「純喫茶ブームを受けて、街中の喫茶店を訪れたみたところ、圧倒的に女性の数が多く、みなさん一生懸命写真を撮られていた。ブームを肌で感じていたときに、難波里奈様とコンタクトがとれ、“一緒にやりませんか”という話になり企画が立ち上がった」と説明する。

イートインスペースは小学校の教室をイメージ
イートインスペースは小学校の教室をイメージ

純喫茶ゾーンでは、「さぼうる」(東京・神保町)のクリームソーダ各種や、「さぼうる」の人気メニュー「まかないナポリタン」、「珈琲道場 侍」(東京都・亀戸)の「バナナジュース」、「カフェ トロワバグ」(東京都・神保町)の「小倉バタートースト・トロワブレンド」などが楽しめる。

但馬屋珈琲店のオリジナル給食 「親子三世代で楽しめる」

この中で、「コミュニケーションの場として親子三世代で楽しめる」と薦めるのが、但馬屋珈琲店が東武限定品として販売するナポリタンとソフトメンを組み合わせたオリジナル給食。

「学校給食には、世代の垣根を越えて話が盛り上がるといった面白い要素がある。たとえばソフトメンでは“どうやって食べた”だとか“私はスプーンで切って食べた”といった感じで話が弾み、“私のときの学校給食はこうだった”といった話にもなる」と説明する。

但馬屋珈琲店を運営するイナバ商事の倉田光敏社長
但馬屋珈琲店を運営するイナバ商事の倉田光敏社長

オリジナル給食はセットAとセットBを用意し、イートインスペースは小学校の教室をイメージ。セットAのサイドメニューのコーヒーゼリーとコーヒー牛乳は、好みに応じシロップで甘さを足しながら楽しめるようになっている。

但馬屋珈琲店を運営するイナバ商事の倉田光敏社長は「純喫茶の感じを出すためにセットAではサイドメニューにコーヒーゼリーとコーヒー牛乳を加えた。ナポリタンは、店舗のレシピをベースにしつつ、ソフトメンに合うようにアレンジした」と語る。

同社は11階のレストラン街に「但馬屋珈琲店 池袋東武店」を構える。同店はコロナ禍の昨年4月にオープン。

「ターゲット層がご高齢のお客様ということもあって、当社の店舗の中で人流の戻りは一番鈍かったが、11月頃から黒字転換でき、それ以降ずっとよい形で推移している」という。

「サーキットの狼」に登場したスーパーカー「ロータス ヨーロッパ S1」の前で東武百貨店池袋店の深井英孝販売推進部催事企画課課長
「サーキットの狼」に登場したスーパーカー「ロータス ヨーロッパ S1」の前で東武百貨店池袋店の深井英孝販売推進部催事企画課課長

純喫茶ゾーンでは、このほか東武限定品として「手作りのデリとパンcafé cocona」(東京都墨田区)が「カラフルメロンパン」を販売している。

「昭和レトロな世界展」全体では、漫画家・池沢早人師氏作の人気漫画「サーキットの狼」に登場した名車などを展示。21日には難波里奈氏のトークショーや池沢早人師氏のトークショー・サイン会が開催される。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。