プラントベースフードのリーディングカンパニー・マリンフードは、バターやマーガリンの代替商品として、動物性原料不使用の「芳醇植物バター」3品を、5月から順次新発売している。乳製品のバターに劣らない濃厚さが特徴で、乳製品バター比でコレステロールを98%カットしたヘルシーさと、消費者の節約需要の高まりにも応える代替商品として提案する。
同商品は、22年4月にプラスチック容器入りの植物バターとして新発売したが、使いすぎを抑える個包装タイプ(1個8g)に新装。8個入64g、50個入400gと、ポンドタイプ450gあわせて3品を新たに開発。個包装に当たり商品の硬さにもこだわった。
特徴は、前述したように動物性原料不使用なのに濃厚さがあることに加え、一般的な植物バターは加熱すると風味が弱くなる傾向があるが、同商品は加熱しても濃厚な味わいになるよう、原料に自然な甘みのココナッツペーストのほか、旨味を出す酵母エキス、発酵調味料も配合することで「本物のバターのようなおいしさをとことん追求して完成した」(同社)。
個包装なので、朝食のトースト時などに簡便的に使用でき、調理の際は使いたい量を衛生的に使用できる。
マーガリンとの差別化では、一般的なマーガリンは植物油脂のほか、粉乳や生クリーム、バターで味付けするなど一部で動物性原料を使用していることから、同品は動物性原料不使用として違いを訴求する。
価格は、64g(8個入り)税込198円、400g(50個入り)同1千100円、ポンドタイプ450g同640円。