7.3 C
Tokyo
6.1 C
Osaka
2025 / 12 / 31 水曜日
ログイン
English
流通・飲食伊藤忠食品東海営業本部 全社統一テーマに地区施策融合 サイネージ新提案・Z世代企画など

伊藤忠食品東海営業本部 全社統一テーマに地区施策融合 サイネージ新提案・Z世代企画など

伊藤忠食品東海営業本部(佐藤太一本部長)は1月17・18日、ポートメッセなごやで「FOOD WAVE2024 NAGOYA」を開催した。出展メーカーは、食品211社、酒類27社、低温食品24社に、日本全国のこだわりを集めた「ふるさと食むすび」コーナー86社の計348社。出品総数は約3千980点。2日間で約1千500人が来場した。

18日の記者会見で佐藤本部長は、「今回の展示会では大きく二つの点を変えた。一つは、これまで当地区展示会は東海営業本部の単独企画として開催してきたが、伊藤忠食品としての統一感、連動性を持たせるために西日本地区の展示会を踏襲。そこに東海営業本部の施策を落とし込む形とした。もう一つは来場者に対する考え方。小売などの得意先さまだけでなく、メーカーの皆さまもまたわれわれのお客様であるとの考えから、東名阪の商品部にヒアリングして、約500人のメーカーの方々をお招きしている」と新たな試みを語った。

佐藤太一本部長(伊藤忠食品)
佐藤太一本部長(伊藤忠食品)

今回は「新しい日常へ フェーズ2.0~世代を超えて食の話をしよう!」がメーンテーマ。同社オリジナル企画では、「ストアDXゾーン」「新製品ゾーン」「加工食品ゾーン」「低温ゾーン」「ライフスタイルゾーン」「酒類ゾーン」の6つのゾーンと、「ふるさと食むすびコーナー」「サステナビリティコーナー」の2コーナーで構成。

「ストアDXゾーン」では、東海地区でも約800店に導入が進んでいる「デジタルサイネージ」を活用した各種提案を紹介。料理動画やメーカーCMに加え、QRコードでできるキャンペーンやメーカー企画が初登場。また、五感(視覚・嗅覚)を刺激する売場提案などが提示された。

「新製品ゾーン」では今春夏の新製品やイチオシメーカー48社の新製品を約1千SKUラインアップ。特に簡便性の高い商品が目立った。

スキマ商材で買い上げ点数アップへ
スキマ商材で買い上げ点数アップへ

「加工食品ゾーン」では買い上げ点数アップのためのスキマ商材を集めた「カレンダーフックの森」をはじめ、汎用性が高いごまドレッシング、若手社員による愛三岐のご当地麺企画、地元愛知商業高校との産学連携商品などを紹介した。

「ライフスタイルゾーン」の「ラグジュアリー」提案でも、名古屋のイメージとゴージャス感を訴求するゴールドコーナーが若手発案で設置。

「酒類ゾーン」(339SKU)は自分推しのお酒を楽しむ「好ハオ酒」、東海4県の12蔵を紹介する「東海蔵めぐり」などを展開した。

関連記事

インタビュー特集

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。