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ナックス 2030年売上高3千億円へ 第12次長計ビジョン策定

 国分グループの低温卸ナックスは7月17日、取引先メーカー・物流パートナーで組織する「第21回全国NN会」を開催。前期の業績概要や今年度からスタートした12次長期経営計画の取り組み方針を共有した。新入会員では、デルソーレ、キユーソー流通の2社が加わった。

 ナックスの25年度業績は売上高2112億円(前年比1.7%増)、経常利益17億2000万円(3.3%増)の増収増益で着地。既存得意先との取り組みが着実に進展し、首都圏エリアSMとの取引再開も進んだ。11次長計の売上目標2000億円の大台を2期連続でクリアし、利益面では人件費や物流費の上昇があったものの、23年水準まで回復した。

 カテゴリー別の売上高は▽市販用冷食973億9000万円(前年並み)▽アイス・冷菓287億5000万円(0.5%増)▽惣菜721億円(3.8%増)▽ベーカリー91億2000万円(6%増)▽その他38億5000万円(6.4%増)。

 今期の取り組みでは、3月から中四国エリアの大手量販向けの冷食・アイスの供給が拡大。広島・倉敷・松山・高松の4センターで中四国エリアのフローズン物流網確立が進んでいる。

 イオングループとの取り組みでは、デリカ・アウトパック製品の原材料調達・供給プラットフォームの運営を開始。物流拠点の拡充では5月に静岡DCを開設。静岡県東部・山梨・神奈川県西部地区の供給体制強化と効率化につなげる。こうした取り組みの成果もありナックスの今上期(1-6月)売上高は1126億円(12.6%増)。市販用冷食3%増、アイス・冷菓8%増、惣菜29%増、ベーカリー6.6%増と各カテゴリーで実績を伸ばしている。

 下期の取り組み方針では、拡大するデリカPC/原料供給事業の強化、共創圏ビジネスの推進(沖縄支店を先行モデルに全国へ横展開)、イオングループ各社との取り組み強化、各エリアでの新規開拓、物流・受発注体制の強化を進める。

 また、今年度から国分グループの第12次長計スタートにあわせ、ナックスの長期計画を策定。「Challenge to X~未来につなぐ、食の新たな価値創造への挑戦」をビジョンに掲げ、2030年度定量目標として売上高3000億円、経常利益23億円(経常率0・77%)に向け、進化する冷凍技術の活用、DX推進、環境配慮、地域連携などを通じて、食の新たな価値創造に社員一丸で挑戦する。

 中村典正ナックス社長は「国分グループの低温フレッシュデリカ事業における冷凍カテゴリーの中核企業、専業卸として顧客満足度№1企業を目指す」と力強く語った。

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