11.3 C
Tokyo
7.4 C
Osaka
2025 / 12 / 03 水曜日
ログイン
English
加工食品缶詰・瓶詰・レトルト食品影落とすコスト高 缶詰業界10大ニュース
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

影落とすコスト高 缶詰業界10大ニュース

缶詰記者会(加盟13社)は臨時総会を開き、会員投票で「2023年の缶詰業界10大ニュース」を次の通り選定した。

①原材料・エネルギー価格等コストアップ止まず値上げ続く。
※ウクライナ・パレスチナ情勢が物価高に拍車
②コロナ禍、感染症分類「5類」移行で業務用市場回復。
※人流・インバウンド増加で需要旺盛
③ツナ類高騰バンコク相場、軟化も依然として高値圏。
※カツオ・キハダとも予断許さず円安も収益を直撃
④22年のレトルト食品生産量38万トン(0.5%減)、2年連続減少。
※最大品目カレーや調味ソースなど、レンジ対応の透明パウチシフト進む
⑤日缶協、「国内で水揚・製造マーク」表示の運用開始。
※国内青物原料を使用した国内製造品の普及・啓発へ
⑥23年サンマ漁、前年上回るも歴史的不漁続く。
※サンマ缶の生産・販売を直撃
⑦22年のユニバーサルデザインフード(UDF)、生産量7.4万t。
※生産量2年連続減少、金額も減少に転じる
⑧国産ミカン缶(令和4~5年度)生産量、過去最低。
※ホール品34万箱、離農や高齢化進み先細り懸念
⑨パイン缶、主産地タイの干ばつで供給タイト。
※小玉傾向で歩留まり悪化、価格上昇
⑩スチール缶リサイクル率、22年度は92.7%。
※12年連続で90%以上を達成

(次点)日缶協、今年も児童養護施設へ寄贈。
※通算23回目、多くの施設から丁寧な礼状届く

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点