6.3 C
Tokyo
2.1 C
Osaka
2026 / 01 / 01 木曜日
ログイン
English
流通・飲食旭食品「取組先集中し収益拡大」 近畿旭友会で福井常務

旭食品「取組先集中し収益拡大」 近畿旭友会で福井常務

旭食品近畿支社の福井良臣常務取締役支社長は5月11日、大阪市のシェラトン都ホテル大阪で開かれた「近畿旭友会」の席上、今期の方針について説明した。「心の通った商売のできる得意先、しっかりと取り組んでもらえるメーカーに集中することで収益の拡大を図りたい。また、問屋業の生命線である鮮度管理を徹底する」と述べ、取組み企業の選択と集中による収益の拡大、適正在庫と鮮度管理の徹底、与信管理の強化などの方針を示した。

営業面では酒類や食品、冷食などのコラボ企画、ストアPBの開発、異常値拡販といった実例を紹介。物流においては入荷予約システムを導入した拠点の拡大や、発荷主としての付帯作業の見直しなど2024年問題への対応を挙げ、「一つ一つの課題を解決し社会的責任を果たす」(福井常務)との考えを示した。昨年稼働した大阪北チルドセンターをハブに近畿内外の拠点をつなげるとともに、メーカーの共同便としての活用も呼びかけた。

近畿旭友会・小笠原卓也会長
近畿旭友会・小笠原卓也会長

なお、近畿支社の23年3月期売上高は前年比102.5%の1千523億7千700万円。支店ごとの伸び率と構成比は、大阪支店が前年比104.7%(構成比41.9%以下同)、和歌山支店が102%(21.8%)、京都支店が104.3%(19.9%)、神戸支店が96.1%(16.4%)。神戸支店の前年割れは支店移管によるもので実質100.1%。

主な部門の実績は食品が前年比101.5%(構成比45.5%以下同)、酒類が100.9%(18.7%)、チルドが102.7%(12.9%)、菓子が102.9%(8.4%)、業務用が111.1%(7.5%)、冷凍が106.9%(5.9%)。

なお、会では冒頭、小笠原卓也会長(味の素大阪支社長)があいさつ。「人口減少という局面の中、各地域に対し知見と実行力を持つ旭食品とともに一層地域に密着し新しい時代を作っていきたい」と述べた。

関連記事

インタビュー特集

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。