5.8 C
Tokyo
11.1 C
Osaka
2025 / 12 / 24 水曜日
ログイン
English
流通・飲食カナカン デリカ好調継続 期末に向け引き締め 春季企画商談会

カナカン デリカ好調継続 期末に向け引き締め 春季企画商談会

カナカンは2月9、10日の両日、恒例の春季企画商談会を開催した。谷口英樹社長は23年3月期の第3四半期までの状況について「売上高4%増、経常利益28%増」と順調な回復を示したが「業務用の回復やデリカの好調さはあるが、値上げ要因もあり、物量は足りていない。今後も光熱費など様々なコスト増要因がある。期末に向け、第4四半期しっかり気を引き締めて臨む」と強調した。

会場は477社のメーカーが新商品を中心に紹介した。中には原料高騰から新商品を「絞った」「見合わせた」などの声も少なくなかった。

カナカン企画コーナーでは「提案型営業強化と価値訴求」などの取り組みを提案。消費喚起策では買上点数増へクロスMD提案を、中華、イタリアン、寿司の各メニューで実施。企画コーナー以外でもパンにあんことアイスクリームをのせるメーカーと温度帯を超えた食べ方提案を実施し、来場者からも好評を得ていた。

好調のデリカは、12月までで売上高は前年同期比5割増で推移。販売先も北陸三県のほか、新潟、長野でも広がってきた。今春は売れ筋の「トルティーヤ」や「生春巻き」を中心にリニューアルを図るとともに、新商品は夏向けに「沖縄県産もずくの和サラダ」「いぶりがっことツナのポテトサラダ」など4品を新発売し、約50品のラインアップで臨む。さらに今後は人手不足解消を図るキット商材の強化で、業態の拡張も見据える。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。