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ヤグチ 米穀卸ナナミを子会社化 業務用米の安定供給体制構築へ

 ヤグチは国内米の調達・販売機能を強化する。5月1日付で、株式会社ナナミ(千葉県千葉市緑区)の全株式を取得し、子会社化した。

 ナナミは2004年設立。資本金1千万円。千葉県産をはじめ北海道から九州までの有名産地銘柄(特別栽培米含む)を取り扱う米穀卸。自社で精米工場、低温倉庫・物流センターを構え、千葉県および東京都内近郊の業務用ユーザーを中心に、取引先の要望に応じたお米を届けている。25年6月期の売上高は31億25百万円。

 業務用市場では人手不足やコスト高に加え、世界情勢の影響や天候異変を理由に、食材の供給不安が顕在化している。令和の米騒動といわれたコメ不足をはじめ、直近では鶏肉やサバの価格が高騰。業務用卸店やユーザーでは供給の多角化と、安定した調達先確保に対するニーズが高まっている。

 こうしたなか、ヤグチでは業務用一次卸として特定カテゴリーの供給不安解消に向けた取り組みを強化。コメでは、昨年秋に静岡市の米穀卸マルサ佐野商店を完全子会社にし、業務用卸店向け国産米の安定確保に努めてきた。

 今回、新たにナナミをグループ化したことで、「外食産業の主力商材であるお米の安定供給体制を構築できる」(ヤグチ)。今後はグループの広範な販売ネットワークとナナミが有する多様な商品力を融合し、さらなる事業拡大につなげる。

 なお、同日付でナナミの代表取締役社長には、ヤグチの萩原啓太郎会長兼社長が就任した。

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