7.5 C
Tokyo
10.9 C
Osaka
2026 / 02 / 15 日曜日
ログイン
English
その他SDGs井村屋グループ アップサイクルセンターを竣工 パウダー化で菓子に再利用

井村屋グループ アップサイクルセンターを竣工 パウダー化で菓子に再利用

長年にわたり環境に配慮した製品づくりを進める井村屋グループでは3月21日、あずきバーや肉まんなどを製造する三重県津市の本社工場内にアップサイクルセンターを竣工した。豆腐の製造時に出るおから、あずき製品の製造時に出る皮などの副産物をパウダー化し、菓子などにアップサイクルして販売することで、食品ロス削減に加え、環境配慮に取り組む企業として消費者に訴える。

井村屋グループでは01年から、産業廃棄物ゼロに向けた「ゼロエミッション」への取り組みをスタート。CO2削減に向けてバイオマスボイラーの導入などを進めてきた。井村屋では小豆製品、豆腐、カステラ、肉まんなどの製造時に年間約3600tの食品ロスが発生する。

そのうち小豆の副産物が約1400t、おからやカステラの切れ端はそれぞれ約200t。これまでも、おからを冷凍した「雪花菜(きらず)」など食品への活用を進めてきたほか、肥料や飼料などとして再利用してきた。

この日、本社工場では井村屋グループの大西安樹社長、加藤光一品質保証・研究開発企画室長、井村屋の岩本康社長、益川博副社長がアップサイクルセンターについて説明した。本社工場のほぼ中心にあった旧冷凍菓子工場を刷新。1階部分で蒸気を使った乾燥機と気流粉砕機を導入し、おからやあずきの副産物を乾燥、粉砕しパウダー化。食品原料として井村屋の既存製品への活用や業務用で販売のほか、センターの2階部分でアップサイクル商品への加工・包装を行う予定。冷凍おから「雪花菜」も同センターに移管を予定しており、引き続き販売していく。

現在、おからやあずきのパウダーを使ったクッキー、カステラの切れ端を使った洋菓子・ラムボールなどの開発を進めており、オンラインショップやコンビニ、本社工場の直売所で販売を予定している。

また、保水力のあるパウダーのため、来年の秋冬をめどに肉まんの皮などへの利用拡大も検討している。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。