逆光線(コラム)コメゆめゆめ忘るることなかれ
カナエ モノマテリアルパッケージ

コメゆめゆめ忘るることなかれ

「かめはめ波」は日本を象徴するものとして寿司と肩を並べるほど海外では高い認知度がある。「ドラゴンボール」の作者・鳥山明氏の訃報は諸外国でトップニュース扱いとなり、フランスのマクロン大統領が日本語で哀悼文を綴り公式Xで発信したことも話題となった。

▼寿司をはじめとする日本の食や農作物も海外で人気だ。だが、特に農業においては国を挙げて強化という動きには至っていない。農業に参入した某事業者はビニールハウスを建てると固定資産税がかかるとこぼしていた。農業では銀行から融資を受けるのも難しいとか。

▼一方、半導体への国の支援は手厚い。新型コロナ蔓延などの理由から2020年から21年に発生した半導体不足により自動車や家電の生産が危ぶまれ、半導体は国内外で経済安全保障上極めて重要な物資として位置付けられる。

▼政府はTSMC熊本第1工場の整備に最大4千760億円補助する方針を固め、開所式には岸田首相がビデオメッセージを寄せるほどの力の入れようだ。産業のコメと称される半導体。おいしい米菓づくりに欠かせないコメの方も、ゆめゆめ忘るることなかれ。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。