連日の「猛暑」「酷暑」を受けて水分補給への注意喚起が当たり前になった。成人に必要な水分量は1日2~2.5ℓとされ、暑い日は喉が渇く前に30分ごと、コップ半分程度を飲むことが勧められている。
▼昭和に義務教育を受けた世代としては体育や部活動で「水を飲む者は根性がない」と叱られた記憶がある。教師の目を盗んで水道水を飲んだことも懐かしい。当時は今ほどの暑さではなかったとはいえ、その「常識」を疑うことはなかった。今では休日の多くを山で過ごし熱中症の危険性を実感するだけに、水分補給には人一倍気を配る。
▼山では水の確保が容易ではない。湧き水も飲用に適さない場合があり行動計画に合わせて必要量を計算して持参する。水だけでなく、汗で失われる電解質を補うサプリや行動食も欠かせない。スポーツ向け栄養補助食品市場では新素材や新製品が次々と登場する。仲間同士で感想を語り合うが、体質は人それぞれで、他人の成功例がそのまま自分に当てはまるとは限らない。
▼現在の「最新の常識」も十数年後には新たな知見で塗り替えられているかもしれない。その変化に合わせ、どのような製品や技術が生まれているのか。そんな未来を想像するのも楽しみだ。
