逆光線(コラム)「顔役」としてのNBに期待...

「顔役」としてのNBに期待

 中東情勢の悪化と歴史的な円安のダブルパンチで食料品価格の上昇が止まらない。帝国データバンクによると、9月の飲食料品の値上げは3000品目超に達する見通しだ。

▼大手冷凍食品メーカーの幹部は、「NBの価格改定は過去5年間で7回実施。ただし、今秋の値上げに中東情勢の影響は織り込めていない」と明かす。最大の懸念材料は販売数量の減少。工場の稼働率低下を招き、収益の悪化に直結するからだ。値ごろ感を維持するため、各社では容量や個数を減らす動きも広がりつつある。

▼物価上昇によりPBの存在感が一段と高まっている。NBとほぼ同等の品質で価格が3~4割安い商品も珍しくない。大手小売の開発担当者は、「PBはスケールメリットを生かした計画生産・販売が最大の強み。そのコストダウンに勝るものはない」。

▼とはいえ、多くの加工食品売場でNBは依然として顔役だ。特にロングセラーの存在感は大きい。コンビニのバイヤーは「NBとPBのバランスが大切」と話す。足元は難しい局面だが、NBには生活に豊かさや楽しさを届け続ける存在であってほしい。

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