岩出菌学研究所(三重県津市)は2月10日、同研究所敷地内で「親子きのこ教室」を開いた。小学生の親子ら20家族65人が参加した。
教室は食育の一環で、きのこの栽培について親子で楽しみながら学んでもらうため毎年実施しており、今回で16回目。県外からの参加もある人気の企画だ。
参加者は原木シイタケの作り方を学んだ後、クヌギなどの原木にシイタケの種駒を打ち込む「菌打ち」を体験。一定の間隔で穴をあけた原木にカナヅチを使って種駒を打ち込んだ。原木は種菌を活着させるため2~3か月間、雑菌が入らず乾燥しないようビニールシートを被せて「仮伏せ」し、その後、山間に運んで管理されシイタケが発生するのを待つという。
今回の参加者には昨年に菌打ちされ、シイタケが出始めたばかりの原木をプレゼント。日陰で定期的に水をかけるなど温度と湿度を管理すれば、成長し、食べられるようになる。