加工食品乾麺・乾物「無限のり」値上げせず 機械導入でコスト増吸収 トリトンフーヅ
カナエ モノマテリアルパッケージ

「無限のり」値上げせず 機械導入でコスト増吸収 トリトンフーヅ

トリトンフーヅ(本社・熊本県宇土市、髙木良樹社長)は4月19日、「∞無限∞やみつきのり」と「同 素焼きのり」の価格を当面の間据え置くと発表した。いずれも税込参考小売価格458円。

この2製品の原料は熊本有明海産の生海苔で、乾海苔入札の平均単価と同額で生産者から仕入れている。今漁期は不作で入札価格が高騰し、仕入額が前年の1.3倍に膨らんだが、製造機械3台の導入により製造工程が強化・効率化されていたため、増額分のマイナスはほぼ相殺することができた。

昨年12月、不良品を取り除く色彩選別機を1台増やして目視検品を減らし、焼き機も1台追加して製造ラインを2ラインに増設、さらに手作業だった計量と袋詰を自動化できる充填機も導入し、1日の製造能力を約1万2千個から約3万6千個へ3倍に増強した。

鈴木祐介常務は今回の設備投資について「昨年4月時点で計画していた。機械の納入に半年ほどかかることを見越して、今漁期の製造開始時に稼働できるよう発注した」と話す。

また価格据え置きの理由を「有明海の不作で国産品は必ず値上げされると判断され、バラのり売場で韓国産への切り替えが加速している。国産バラのりの市場を守りたい」としている。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。