8.2 C
Tokyo
6.2 C
Osaka
2025 / 12 / 16 火曜日
ログイン
English
加工食品乾麺・乾物桃屋 中国・四川に新工場 3月から「味付榨菜」生産

桃屋 中国・四川に新工場 3月から「味付榨菜」生産

桃屋は「味付榨菜」の生産体制を強化する。新たな生産拠点として中国の四川省に設立した「桃屋(四川)食品」を3月から本格稼働する予定。「収穫」「風干し」「塩漬け」「甕(かめ)詰め」から「壜(びん)詰め」「出荷」までのすべてを統括する生産体制を整え、今後の安定供給と、より安全・安心な商品づくりにつなげる。

同社は「味付榨菜」について、重慶市の「桃屋(重慶)食品」で原料加工全般を、広東省の「桃屋珠江食品」で壜詰めと出荷を行ってきたが、重慶市の現地企業との土地と工場の賃貸契約を解消し、生産を一括管理する工場として四川省に同社100%出資で「桃屋(四川)食品」を設立。

「味付榨菜」(桃屋)
「味付榨菜」(桃屋)

桃屋によると、2017年から生産拠点の移転計画に着手。新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも、20年11月から建設を開始し、この3月から本格稼働を開始できる見通し。まず日本国内向け「味付榨菜」の生産を始め、その後順次、業務用商品などの生産も行う計画だ。

関連記事

インタビュー特集

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。