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井村屋グループ アップサイクルセンターを竣工 パウダー化で菓子に再利用

長年にわたり環境に配慮した製品づくりを進める井村屋グループでは3月21日、あずきバーや肉まんなどを製造する三重県津市の本社工場内にアップサイクルセンターを竣工した。豆腐の製造時に出るおから、あずき製品の製造時に出る皮などの副産物をパウダー化し、菓子などにアップサイクルして販売することで、食品ロス削減に加え、環境配慮に取り組む企業として消費者に訴える。

井村屋グループでは01年から、産業廃棄物ゼロに向けた「ゼロエミッション」への取り組みをスタート。CO2削減に向けてバイオマスボイラーの導入などを進めてきた。井村屋では小豆製品、豆腐、カステラ、肉まんなどの製造時に年間約3600tの食品ロスが発生する。

そのうち小豆の副産物が約1400t、おからやカステラの切れ端はそれぞれ約200t。これまでも、おからを冷凍した「雪花菜(きらず)」など食品への活用を進めてきたほか、肥料や飼料などとして再利用してきた。

この日、本社工場では井村屋グループの大西安樹社長、加藤光一品質保証・研究開発企画室長、井村屋の岩本康社長、益川博副社長がアップサイクルセンターについて説明した。本社工場のほぼ中心にあった旧冷凍菓子工場を刷新。1階部分で蒸気を使った乾燥機と気流粉砕機を導入し、おからやあずきの副産物を乾燥、粉砕しパウダー化。食品原料として井村屋の既存製品への活用や業務用で販売のほか、センターの2階部分でアップサイクル商品への加工・包装を行う予定。冷凍おから「雪花菜」も同センターに移管を予定しており、引き続き販売していく。

現在、おからやあずきのパウダーを使ったクッキー、カステラの切れ端を使った洋菓子・ラムボールなどの開発を進めており、オンラインショップやコンビニ、本社工場の直売所で販売を予定している。

また、保水力のあるパウダーのため、来年の秋冬をめどに肉まんの皮などへの利用拡大も検討している。

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