海苔テイスティングコンテスト 4年ぶり開催 「産地当て」と「うまい海苔」

5月20日、大森海苔会館(東京都大田区)で4年ぶりとなる「海苔テイスティングコンテスト」が開催された。大森新和会から大森本場乾海苔問屋協同組合に主催者が変更となったが、従来通り海苔店や海苔生産者などの参加者が「産地当て」と「うまい海苔」、2つのコンテストを楽しんだ。

それぞれ異なる海苔12枚の産地を当てる「産地当てコンテスト」では、各産地の特徴が分かりやすい海苔が用意され、35人が回答。優勝したのは5問正解の神奈川県漁連・小野隆氏。4問正解は1人のみ、7割以上が3~1問と、産地当ての難しさがうかがわれる結果となった。

「うまい海苔コンテスト」では、「味・香り」「色・艶」「歯切れ」を基準に34人が採点。愛知県の高瀬悟氏が生産した「西尾味沢・冷大○重々優」(汐回数4回)が22人から1位に評価され最優秀賞を受賞。優秀賞には千葉県・斉藤正臣氏の「金田・黒D特」(同1回)と福岡県・荒巻伸也氏の「浜武・旬黒二」(同1回)が輝いた。