4.1 C
Tokyo
4.9 C
Osaka
2025 / 12 / 13 土曜日
ログイン
English
加工食品菓子腸内環境に合わせたグラノーラを 「個」に寄り添う定期購買サービス開始 カルビー

腸内環境に合わせたグラノーラを 「個」に寄り添う定期購買サービス開始 カルビー

カルビーは4月25日から、メタジェン(本社・山形県鶴岡市)、サイキンソー(本社・東京都渋谷区)と共同開発した、個人の腸内環境を検査しグラノーラを定期購買するサービス「Body Granola」を開始した。カルビーが成長戦略として掲げている新規領域「食と健康」の新たなビジネスモデルとして確立し、5年間で延べ10万人の利用を目標としている。

2030年に向けた長期ビジョン「NEXT Calbee&Beyond」の実現へ23~25年を構造改革期とし、成長戦略の柱に①国内コア事業②海外事業③アグリビジネス④食と健康――を掲げ、「Body Granola」は新規領域の食と健康に当たる。

江原信代表取締役社長兼CEOは、今回の開発経緯について「個に寄り添った商品・サービスでお客様の健康に寄与したいという思いから、コロナ禍で低下が懸念されていた「免疫」に着目し、腸内環境研究で国内最先端のメタジェンさんと、国内最多の腸内フローラ検査を手掛けるサイキンソーさんの知見を生かし、約2年半を経て発売に至った」と語り、腸内環境に着目した新たなビジネスモデルの構築を図る。

事業スキームは、サイキンソーの腸内環境検査(税抜価格9千800円)を実施し、約1か月後に検査結果を基にグラノーラを選択、定期購入(同3千500円/月+送料)する仕組み。

なお、今後は中国を中心とした海外展開も視野に入れているほか、エビデンスを基に健康に良いフードを展開していきたい考え。

関連記事

インタビュー特集

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。