エコ意識向上へ砂糖など量り売り 親子向けワークショップも 大日本明治製糖がサステナブルイベント

大日本明治製糖は20日、21日の2日間にわたり、千葉県柏市のショッピングモール・セブンパークアリオ柏で「ばら印のお砂糖 サステナブル生活」と題したイベントを開催した。イベントを通じて、同社のSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みをアピールするとともに、「ばら印ブランド」の認知向上を図っている。

イベントでは「石垣島のおいしいお砂糖」「国産てん菜糖」「氷砂糖」などの砂糖商品やスーパーフードとして知られる「キヌア」の量り売りを実施。容器の持参も呼びかけエコ意識を高めた。砂糖は100gあたり50~100円と手ごろな価格で必要な分だけ買える。買い物に来た年配の女性客には「ご近所さんの分まで買っていきたい」と好評だった。

親子で紙すき体験(ばら印のお砂糖 サステナブル生活) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
親子で紙すき体験(ばら印のお砂糖 サステナブル生活)

また、イベント期間中は親子で楽しめるワークショップも開催。1日目の「さとうきびの搾りかす(バガス)でエコな紙すき体験!」、2日目の「海の漂流物でキャンドルを作ろう」は夏休みの自由研究テーマを求める多くの親子連れで賑わった。ワークショップでは、「お砂糖はなにからできているの?」など砂糖の知識も子どもたちに伝えた。

担当した同社サステナビリティ推進室長の高山祐子室長は「お客さまに『ばら印ブランド』を身近に感じていただき、SDGsやエコへの関心を高めていただく機会になれば」と語った。

同社では2018年10月にサステナビリティ推進室を設置。2020年度には、2030年に向けて「フードロス“0”を目指し安心安全な食を提供します!」「地球環境に配慮した事業活動を行います!」「地域と共に成長できる企業を目指します!」の3つの重点目標を掲げ、SDGs活動への取り組みを強化している。