無洗米、超微小気泡で食味改善 サタケから新機種

サタケは、ウルトラマイクロバブル水やマルチパス方式など最新の加工技術を導入した新型無洗米製造装置「MPRP36A」を開発し、4月25日に発売した。

同社は91年、業界初の量産型無洗米製造装置「ジフライス(JF)」を開発し、無洗米市場の形成に先べんをつけた。その後、97年に「スーパージフライス(SJR)」、00年には独創的技術である熱付着材方式を採用した「ネオテイスティ ホワイトプロセス(NTWP)」を開発。無洗米製造装置の代表的機種として全国の精米工場などで広く採用されている。

このほど、さらなる性能・品質向上を目指し、最新の加工技術を導入した新型無洗米製造装置「MPRP36A」を開発した。超微小気泡「ウルトラマイクロバブル水」と洗米・脱水工程を2か所に設けた「マルチパス方式」を採用し、食味向上やCO2排出量の削減などを実現している。ウルトラマイクロバブル水(UMB水)は、超微小気泡(直径1μm未満)を有する水で、100μm以上のミリバブルに比べ浮力が小さく、気泡が破裂しにくいため長時間安定した状態を保持するため、白米表面の微小な糠を吸着・除去しやすい特性を持つ。