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エコプロ2026

アピ 野々垣孝彦社長 蜂産品業界の健全発展へ 総合健康食品受託として寄与へ

 ―今期ここまでの業績は。

 野々垣 医薬事業は横ばい、健食事業は20~30億円増となる見通し。売上高、収益ともに前期を上回るのではないか。蜂産品は、蜂蜜が微増、ローヤルゼリー、プロポリスが横ばい。ローヤルゼリー、プロポリスともに素晴らしい健康機能を持つが、蜂産品以外の素材も増えており、相対的に伸びが鈍化している。養蜂事業については、ミツバチの絶対数が足りず少し苦戦した。

 ―蜂産品市場について。

 野々垣 昨年の輸入実績では昨年5万tを超えている。総じて業務用が減り家庭用の瓶詰め製品が増えている印象だ。中食や外食産業など業務用のニーズは、原料単価が上昇すると使用量を減らすケースが多く、当社も業務用の販売実績は減少している。

 瓶詰め製品の増加も、偽和製品が輸入量を増やしているだけ。業界的には歓迎できる状況ではない。当社を含め全国はちみつ公正取引協議会や全日本はちみつ協同組合の会員企業は徹底した原料管理を実施した上で、疑わしい商品の分析調査を行っている。分析結果が100%と云えないのは苦しいところだが、小売店頭で廉売品を見ると、違和感を禁じ得ない。

 先般はちみつ公取協青年部、全日本はちみつ協同組合がイベント出展した。試食アンケートで得た結果では、偽蜂蜜を美味しいと感じる方もいて、業界関係者は愕然とした。偽蜂蜜が当たり前のように一般消費者に馴染んでしまっている。私たちプロは反省しないといけない。本物をきちんと消費者に味わっていただく努力が必要だ。

 9月以降の法改正では、機能性表示食品を対象にGMP運用が義務付けられる。ローヤルゼリー、プロポリスについては健康食品の括り。製造、販売する事業者が改正されたルールをきちんと知り、施行しなくてはならない。ローヤルゼリーについては公取協での講習会も提案している。医療行政の破綻を避けるためにも、未病、予防医療というカテゴリーで健康食品の価値が高くなっている。少しでも健康に寄与するようエビデンスを固めて商品設計されていることを製販ともに理解した上で、消費者に伝えて行きたい。

 当社は総合受託企業であり、養蜂および蜂産品はコアコンピタンス。私も会社ともにこの業界を守るという真摯な気持ちで取り組んでいる。消費者がもつ蜂蜜に対する価値観は高いのだから、需要はまだ伸ばせるはず。これまでも基礎研究を含め蜂産品の可能性を探ってきた。差別化策を含め業界の健全な発展に寄与できるよう今後も取り組んでいきたい。

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