6.7 C
Tokyo
2.2 C
Osaka
2025 / 12 / 29 月曜日
ログイン
English
加工食品PBF植物性だし、グローバル展開へ 不二製油×一風堂 万博会場内で対談 

植物性だし、グローバル展開へ 不二製油×一風堂 万博会場内で対談 

不二製油は9月8日、大阪・関西万博会場内で、大森達司社長と、同社の植物性だし「MIRACORE(ミラコア)」を使用してプラントベースラーメンを一部店舗で提供している「一風堂」を展開する力の源ホールディングス・山根智之社長の対談イベントを主催した。

一風堂は国内外で310店舗展開しており、うち海外は14店舗で、地域ごとにベースとなるだしを変えている。その一風堂のプラントベースラーメンのだしのベースとなっているのが、不二製油のミラコア。現在はチキンタイプをはじめビーフ、白湯、かつお、貝の5種のタイプを展開しており、基本的にこの5種類を組み合わせて地域の消費者の志向に合わせている。

一風堂は米国でヴィーガン専門店を展開しており、来月以降はインドネシアでハラル仕様のラーメンを主とした店を、店名を一風堂から変えて出店する。

山根社長は「一風堂のラーメンは、この形でないといけないということはない。新しい価値を創造し続けていく」と話した。

ミラコアの海外展開について大森社長は「植物性食品は環境への負荷が少なく、グローバルに展開できる素材」とし、一風堂のインドネシアの店舗への供給は、ハラル認証取得しているシンガポールの工場から提供していく考えを述べた。

山根社長は「当社はラーメンを日本の食文化と訴求している。海外でも日本の食文化が身近なものとして取り組んでいきたい」と語った。

対談会場は万博内のORAパビリオン「宴」で、同日の他、9~12日もミラコアを導入しているシェフや食品メーカーなどと、同商品を活用した最先端の植物性メニュー提案などを行った。

関連記事

インタビュー特集

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。