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流通・飲食中村角 前期は増収増益で着地 「生産性向上に努力」

中村角 前期は増収増益で着地 「生産性向上に努力」

食品卸・中村角(広島市)の25年3月期は売上高が前年比104.5%の336億1800万円、経常利益が119.2%の3億5700万円で着地。水産と業務用が健闘し、増収となった。

グループ各社の業績は協食(山口県山陽小野田市)が売上高24億900万円(前年比99.3%)、経常利益3700万円(53.8%)、桑宗(広島県福山市)が売上高58億8千万円(104.7%)、経常利益1億700万円(93.2%)、カクサン食品(広島市)が売上高15億7800万円(105.3%)、経常利益6700万円(104.5%)。

業務用卸の協食は、給食の主要得意先が食堂を直営から委託に切り替えた影響で減少した売上をカバー。一方で、競合との価格競争が強まり減益となった。調味料製造のカクサン食品は増収増益となったものの、原料と資材の高騰が続く中で製造原価の上昇が課題となっている。

  ◇  ◇

中村一朗社長は10日、取引先メーカー92社・164人を招きホテルグランヴィア広島で開いた角親会の席上、「今期はより厳しい状況である」とした上で、方針について次の通り語った。

商品価格の高騰、ユーザーの節約志向の強まり、さらに社内の様々なコストも上昇し今期はより厳しい状況だと思っている。その中で各営業部の方針を踏まえ、地域のお客様に役立てるよう努力する。売上・数量対策にもしっかり取組むが、当社は売上になれば何でも売っていこうという方針ではない。売るべき商品、取組むべきメーカーの商品をしっかりと売る。業務用は私が会長を務めるJEFSAが重要な存在であり、引き続き注力する。

20~30年前から受発注の効率化がテーマだったが、なかなか進まなかった。一方、小口取引を大事にしようという方針をずっと掲げてきて、ようやく形になってきた。営業や物流も含めデジタル化を進め、生産性の向上に努める。健康経営による社員の活力向上で、生産性も高まると思っている。

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