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2025 / 11 / 17 月曜日
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流通・飲食中部メイカン 愛知・岐阜・北陸にスポット 新センター構想も披露
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

中部メイカン 愛知・岐阜・北陸にスポット 新センター構想も披露

中部メイカン(岐阜市、小寺仁康社長)は3月12日、名古屋中小企業振興会館で「2025年春季展示会」を開催した。

当日は、取引先関係者約300人を招待。メーカー176社(ドライ127社、チルド32社、酒類14社、ロジ部他3社)が出展し、今春夏の新商品や注力商品をPRした。また、中部メイカンが新たな事業の柱として強化育成を進めているロジスティックス事業部がブース出展。グループの惣菜事業を手掛けるCMDも5年ぶりに2回目の出展を行い、自社商品の提案を図った。

中部メイカンオリジナル企画「メイカンセレクション」は、ドライカテゴリーでは愛知・岐阜・北陸の地場商品紹介コーナーを中心に、乾麺・つゆ、ご当地カレー、コラボ商品、変わり種などをラインアップ。

チルドカテゴリーでは、「タイパ・コスパ飯」「ローリングストック」「高タンパク食材」「愛知・岐阜の食材」「こだわりスイーツ」「ひんやりフード」などのテーマごとに話題の商品を集めた。

ロジ部ブースでは、27年秋頃の稼働を目指す安八第二ロジスティクスセンター構想を紹介。三温度帯管理された倉庫機能や、中部メイカンが全物流事業を担い「メーカー―問屋間」と「問屋―小売間」をワンストップでつなぐ新たなSCM体制構築について担当者が説明した。

試食で今春の新商品をアピール
試食で今春の新商品をアピール

24年春展示会から復活した屋台ブースも好評。今回は、キユーピー、サンヨー食品、創味食品、東洋水産、オタフクソース、永谷園、エスビー食品、ミツカン、イチビキ、ハウス食品の10社が出展し試食を提供した。

小寺社長によると、同社の25年3月期決算予想は、総売上高が前年比0.2%増の約109億円、経常利益は同1.0%増の1億9300万円の増収増益で着地見込み。

「主要得意先の店舗減に伴う売上減収が続いていたが、新規得意先との取り組み、既存得意先での帳合獲得、FC事業の売上拡大、ロジ事業の売上増加により、4期ぶりに売上増収となった。来期も増収増益を計画している」(小寺社長)という。

物流事業については、現在約20社の業務を受託。今後は新センター構想と合わせ業容を拡大。センター収入や運送収入の拡大を目指す。FC事業では、「築地銀だこ」(14店舗)が引き続き好調。今年も新たに2店舗の出店を予定する。

また、「サーティワンアイスクリーム」については、これまで各務原の1店舗のみであったが、4月下旬に常滑のショッピングモール内に出店が決定。今後も新店拡大を進めていく計画だ。

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