9.7 C
Tokyo
11.2 C
Osaka
2026 / 02 / 21 土曜日
ログイン
English
加工食品乳製品・アイスクリームサステナブルなNZの放牧酪農 グラスフェッドバターなど消費者へ情報発信 フォンテラジャパン
KNOWLEDGE WORK 20260303

サステナブルなNZの放牧酪農 グラスフェッドバターなど消費者へ情報発信 フォンテラジャパン

フォンテラジャパンは、ニュージーランドのサステナブルな放牧酪農の発信を強化。グラスフェッド(「牧草を食べて育つ」意味)の認知向上に取り組む。

このほどコンラッド東京で開催したラウンドテーブルで、國本竜生社長は「ニュージーランドの酪農や乳製品には多くの特長がありながら、BtoBビジネスが中心の当社が消費者に直接伝える機会は少なかった。食品安全意識や生産背景への関心が高まるなか、ニュージーランドの安心・安全な商品づくりを発信していく」と力を込める。

フォンテラはニュージーランドを本拠地とする数千戸の酪農家による協同組合。同国における集乳シェアは約8割を占め、130か国以上に乳製品を輸出している。フォンテラジャパンは日本国内で乳原料ビジネスを展開し、年間約12万tの乳製品を取り扱う。

國本⻯⽣社長
國本⻯⽣社長

コーポレートコミュニケーション部のブリン・ロウドン部長によれば、年間を通して放牧酪農ができる国は少なく、ニュージーランドの温暖な気候や豊潤な土壌は理想的な環境だ。放牧酪農のメリットとして、温室効果ガス排出量が少ない、穀物飼育に比べ予算がかかりにくい、栄養価が高く豊かなミルクが搾れるといった点が挙げられる。

放牧酪農で育てられた牛から搾る生乳であるグラスフェッドミルクはβ-カロテン、オメガ3脂肪酸、共役リノール酸などが多く含まれ、グラスフェッドバターは黄色の色味が強い特長がある。

当日はグラスフェッドバターを使った「コンラッド・レーズンサンド」が提供された。コンラッド東京ペストリーシェフの魚住美恵子氏は「作り手の体感として、融点が低く口溶けがよく、火にかけるとバターから濃厚な乳の香りがする。体内に脂肪として蓄積されにくいなど健康面でも優れている」などと紹介。近年アフタヌーンの需要が高まるなか、バターの消費も伸長傾向にある。「トレンドで終わらずに、日常にバターが普及していけばいい」(同)と展望する。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。