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流通・飲食藤徳物産「春夏商談会」 新製品の売込みに力

藤徳物産「春夏商談会」 新製品の売込みに力

藤徳物産は1月23日、コンベックス岡山(岡山市)で「第22回春夏商品商談会」を開いた。メーカー233社(食品122社、酒類51社、低温51社、ペットフード9社)が出展し、得意先120社・約300人が来場。

藤徳の低温食品ブースでは、岡山県漁連が県産かきの浅炊きや酒蒸しを紹介した。全般的に県内の漁獲量が減少しており、「養殖で安定的に収穫できる、かきの販売に力を入れている」という。

メーカーブースでも、各社が新商品を積極的にアピールした。雪和食品(千葉県)は「冷めてもおいしい片栗粉」を発売する。国産片栗粉の供給が制限される中、フランス産の原料を使用。とろみが強く持続性が高いのが特徴という。「プロの御用達を家庭用に商品化した」としている。

平和食品工業(東京都)は石塚英彦さんとコラボした「石ちゃんまいう~!! もーもーカレー」を売り込んだ。業務用が中心だが、コラボ商品で市販用の拡売を狙う。「石塚さんの明るいイメージと、買いやすい価格帯で広げたい」と意気込む。

「変化を根付かせる」 渋江社長の話

商談会という名の通り、各社が春夏のイチ押し商品を売り込んでいる。夏場の暑さ対策を意識した商品も目立っている。今後の気温の変化を考えながら商品対応する必要がある。

今期の売上は前年をクリアしているが、単価が上がっているのでもっと伸ばさなければならない。年末商戦はクリスマスも含め、予想していたより早くピークが来たという得意先の声が多かった。

今年度はシステムを入れ替え不慣れな面もあったが、来年度はそれをしっかりと使いこなす。こうした変化を根付かせる年にする。様々なことに固執することなく、対応していきたい。

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