16.1 C
Tokyo
14.3 C
Osaka
2025 / 12 / 08 月曜日
ログイン
English
加工食品調味料・カレー類新進 乳酸菌発酵野菜で成果 腸内環境改善の効果示唆

新進 乳酸菌発酵野菜で成果 腸内環境改善の効果示唆

新進は、自社で分離した乳酸菌の摂取効果を早稲田大学の宮地元彦教授と共同研究し、7日開催された第78回日本体力医学会大会(佐賀大学本庄キャンパス)で乳酸発酵野菜の摂取効果として発表した。

同研究は、新進が自社において分離した乳酸菌を活用したもの。生活習慣を繰り返す変動させる「多重交差介入N-1試験」を用いて行った。試験内容は、ミクロペーストを乳酸発酵させた野菜(にんじん、たまねぎ)を使ったスムージー、スープ(野菜換算で350g/日)を1週間連続して摂食。これを年間6回実施するもの。この結果、被験者の腸内菌叢の変化と排便の頻度の増加、便質の改善が確認された。

野菜350gに相当する乳酸菌発酵野菜の毎日摂取が腸内環境を改善させる可能性を示している。研究に使用した同社独自の乳酸菌は、「乳酸菌醗酵野菜ドレッシング」(にんじん、むらさき芋、玉ねぎの3種)にも使用されており、今後の需要増も期待されそうだ。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。