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逆光線(コラム)たんぱく補給食、どこまで伸びる?

たんぱく補給食、どこまで伸びる?

たんぱく補給食の市場規模が2千億円を優に超えたという。形態は多岐にわたり、需要は拡大を続ける。一部のメーカーからはライン増設の動きも伝えられる。

▼畜肉加工品や練り製品、バー製品はCVS商材として定着。富士経済では、27年のたんぱく補給食市場が21年比で30%増の3千億円超に拡大すると見込む。たんぱく補給食はコロナ太り対策や筋力維持で人々の支持を集めた。同社では「ブームを追い風に伸びるカテゴリーは多いものの、頭打ちが予測される分野との格差が顕著になりつつある」と分析。

▼筋トレブームもコロナ禍で勢いに拍車がかかった。その一方、レジャー白書をみると余暇活動としてのスポーツの割合は必ずしも高まっていない。22年の余暇活動参加率は国内旅行がトップ。したいと思うことは海外旅行が1位だった。ウォーキングは前年5位から7位に。余暇の過ごし方もコロナ前の日常を取り戻しつつあるということか。

▼祭や花火の音が聞こえる。夏の風物詩が戻ってきた。新たなウイルスとの共生は続くが、手放したくない貴重な時間に思えた。

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