逆光線(コラム)原点守り、新たな食シーンも...

原点守り、新たな食シーンも

 コメ価格はようやく落ち着きを見せ始めた。小売では米売場を強化する動きも聞かれる。一方、日本生協連の調査では、米の代わりにパンや麺類を食べる機会が増え、コメを購入する際に「価格」を重視する割合が初めて「産地」を上回った。コメ高騰は食卓の価値観に変化をもたらした。

▼では、価格が落ち着けば、ご飯中心の食生活は戻るのだろうか。未曾有のコメ高騰の中で、消費者はパンや麺類の手軽さや簡便性を改めて実感した。広がった選択肢は、一度変わった食習慣を簡単には元へ戻さないかもしれない。

▼そんな中、東海漬物は「きゅうりのキューちゃん」を「よりご飯に合う味わい」へ刷新する。麺類など新たな食シーンを広げる一方で、主力商品はなおご飯との相性を磨く。その姿勢には、漬物の原点を守ろうとする思いがうかがえる。

▼原点を守りながら新たな食シーンも開拓する。「ご飯のお供」であり続けながら「食卓のお供」へ。コメ回帰への期待だけに頼るのではなく、多様化する食卓にどう寄り添うか。漬物の役割はさらに広がるのではないだろうか。

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