11.5 C
Tokyo
14.6 C
Osaka
2025 / 12 / 19 金曜日
ログイン
English
その他決算・業績サンヨー食品グループ 前3月期は増収増益 連結対象の業績拡大

サンヨー食品グループ 前3月期は増収増益 連結対象の業績拡大

サンヨー食品の2023年3月期業績は、グループ全体で売上高1千615億8千300万円、前年比17.1%増、経常利益449億9千万円、14.8%増と増収増益だった。売上の内訳は、サンヨー食品単体が411億7千600万円、0.8%増と前年クリアし、エースコック、海外事業(米国子会社およびエースコックベトナムなど)、その他事業の合計が1千204億700万円、23.9%増と大幅増収で上乗せした。

国内事業は、即席麺は主力の「サッポロ一番」シリーズで人気キャラクターとの大型タイアップキャンペーンを実施したほか、「みそラーメン」「塩らーめん」など各フレーバーの特性を生かしたメニュー提案を積極的に展開。「カップスター」は人気アイドルとのコラボ企画を間断なく投入し、ご当店カップ麺の「名店の味」は品質を大幅にブラッシュアップ、「ご当地熱愛麺」の袋麺シリーズもラインアップを充実させ好評だった。

一方、中国における持分法適用会社の康師傳控股有限公司(サンヨー食品33.48%出資)の22年12月期売上高は、中国元ベースで6.3%増(787億1千742万人民元)、為替レートが円安中国元高となったため円ベースは11.8%増の1兆4千964億円(1人民元=19.01円で換算、以下同)と伸長した。ただし、原材料価格の高騰を背景に親会社帰属純利益は30.8%減の26億3千231万人民元(500億円)にとどまった。

部門別の業績は、即席麺は売上高が4.2%増の296億3千369万人民元(5千633億円)、純利益が31.4%減の13億7千453万人民元(261億円)、飲料は売上高が7.9%増の483億3千573万人民元(9千188億円)、純利益が25.0%減の13億7千816万人民元(261億円)、その他は売上高が10.2%減の7億4千799万人民元(142億円)、純利益が▲1億2千38万人民元(▲22億円)だった。

なお、康師傅の22年末の従業員数は6万4千302人、営業所数は337か所、生産拠点数は78か所。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。