ホテイフーズコーポレーション(本社:静岡県清水区、山本達也社長)は、徳川家康公がまつられる久能山東照宮に献上した「久能山東照宮献上罐詰セット」(2缶入り)をスーパー・駅売店・サービスエリア・道の駅・自社ECサイトで、2月1日から販売を開始した。
「久能山東照宮献上罐詰セット」は、静岡にゆかりの深い家康公に関連する県名産品の「三ヶ日みかん」と「静岡本山茶」を使用した「やきとり三ヶ日みかん味」と「からあげ静岡本山茶味」が1缶ずつセットになった商品。参考小売価格は税別600円。
「やきとり三ヶ日みかん味」は、国産鶏肉を炭火で焼き上げ、三ヶ日みかんペーストを使用した爽やかな味わいのやきとり缶詰。柑橘類には鶏臭さを抑える効果もあり、「甘みと酸味のバランスにこだわり食べやすく仕上げた」(同社)。三ヶ日みかんは、静岡県指定天然記念物にも指定されている「家康公お手植えミカン」が知られている。
「からあげ静岡本山茶味」は、本山茶の茶葉を混ぜ、ドライに仕上げたからあげ缶詰。緑茶の風味が香るすっきりとした味わいで、からあげ本来の食感も楽しめる。静岡県がお茶所として有名になったきっかけは、駿府城に居を移した家康がお茶を楽しんだことに由来する。家康は本山茶(安倍茶)を御用茶として重宝し、井川に保管用の蔵を建て、海外との交流にもお茶を活用したという。
大河ドラマ「どうする家康」の放映で、その舞台となった静岡への注目度は高まっている。こうした中で、ホテイフーズでは家康公ゆかりの缶詰セットを企画。静岡市商工会議所が制作したオリジナルロゴ「家康公が愛したまち静岡」もパッケージに記載し、缶詰生産量日本一である缶詰王国静岡をPRするとともに、常温で3年間長期保存できる缶詰の特性を活かし、土産品としての展開も広げる。