高野豆腐用いた栄養指導で乳児アトピー改善傾向

学術雑誌の「薬理と治療」5月号に、ステロイドを使わず高野豆腐などを用いた栄養指導で乳児アトピー改善傾向が確認されたとする調査報告が掲載された。

栄養指導には高野豆腐を粉末にした粉豆腐を使用したメニューが使用されており、高野豆腐メーカーの旭松食品は今後、この研究結果などをもとに商品開発を進める予定だ。

今回の調査報告は佐藤小児科(大阪府堺市中区)の佐藤美津子医師と渡辺雅美栄養士の共同研究によるもの。佐藤医師はステロイド外用薬よりも適切な栄養摂取の重要性を説き、アトピー性皮膚炎の乳児を持つ保護者に栄養指導を実施。その結果、ステロイド外用薬を使わずに8人中7人の患者で改善傾向が認められた。

栄養指導では粉豆腐を使ったメニューの「ミルクバナナ」も使用され、渡辺栄養士は「患者の栄養状態によって3食だけで増やすことが難しいケースもあった。そこでデザートで食べやすく、簡単に作れるようにした。タンパク質摂取量の増加と保護者の安心感につながった」とコメントしている。