にんにくのパンチのある味と香り「SSK休日のガツンとにんにくタレッシング」が好調だ。マヨネーズ、ドレッシングを主力とするエスエスケイフーズ。営業と開発、生産が連携を密にしてニーズを受け柔軟に商品開発に取り組む組織作り、22年に稼働した藤枝工場では生産量の増加だけでなく、小ロットにも対応できるよう切り替え作業の効率化を実現したことで多様な商品を高効率に生産できる体制づくりが奏功した。
家庭用、業務用、OEMと幅広く強みを発揮する中で、中村悟社長は「自分たちの強みを認識することが大切で、弱みを無視してでも、いかに強みを伸ばしていくかが重要」と語る。
ドレッシングの定番商品は“永久進化”の考えからリニューアルを続け、時代に合わせた味を追求する。
一方でアレルギーを心配することなく、どんな人でも同じメニューが楽しめるように「アレルギー特定原材料8品目不使用」シリーズを業界に先駆けて展開し、学校給食などで需要が広がる。
柔軟な開発から人気商品を生み出している「SSKドレッシング(バラエティフレーバー)」では、きざみ、おろし、パウダーの3種のにんにくで強烈なインパクトを与えた「にんにくタレッシング」をはじめ、ワールドカップで注目されたタコスなどメキシコ料理が簡単に楽しめる「TACOSALADドレッシング」、韓国風の「コチュジャンドレッシング」など独自性の高い商品が並ぶ。
チューブ入りマヨネーズを日本で初めて販売し、生産開始から77年を迎えた「マヨネーズ」では、アレルギー特定原材料8品目不使用でヴィーガンJAS認証を取得した「やさしいマヨ」を開発した。
これまでもアレルギー対応のマヨネーズタイプを展開してきたが、パッケージに「大豆たんぱくを使用」と明記することで、プラスの価値を提案。ヴィーガン認証は、インバウンドの増加に加え、海外への展開にも力を入れていく。
「3年前に海外への輸出に向けた専門の部署を作り、食品表示、レギュレーション対応など現地でしか学べないことを学んできた。経営資源に限りがある中でも、静岡発のグローバル食品企業を目指していく」と話す一方、「国内市場の掘り起こしもしっかり行っていく」。
OEMでは、調味料と飲料が生産でき、飲料ではアルミボトル缶ラインや粉体のスティック、パウチを生産できるラインを設備し、ゼリー飲料にも対応する。
中村社長は「迅速対応と品質の向上で満足度を上げていくことを常に考えている」と話している。
