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キンレイ 26年度売上6%増計画 今秋「天下一品」注力

 キンレイは、2026年度は食品事業で売上高183億円、前年比6.0%増を計画している。主力の具付き冷凍麺「お水がいらない」シリーズは、昨秋に実施した価格改定の浸透とさらなる配荷拡大を図りながら、秋には「天下一品」の大幅強化とコスパ重視の「大盛」シリーズ発売などを計画しており、全体の活性化を目指す。

 7月14日に記者会見を開催。前3月期の食品事業は売上高172億円、1.1%増だった。プラスながら、近年続いていた高成長に比べると小幅な伸びにとどまる。白潟昌彦社長は「上期は猛暑、下期は価格改定の影響を受けた。節約志向を背景に当社製品の実績も伸び悩んだ」とした。

 26年度の販売は回復傾向にある。第1四半期の「お水がいらない」シリーズは、「鍋焼うどん」「ラーメン横綱」「横浜家系ラーメン」「天下一品」の4本柱を中心に6.4%増と伸長。夏季向けに注力した「つけ麺」3品の寄与も目立った。

 中期の経営方針には「数から質(ニーズ対応)への転換」を掲げている。その一環で昨年投入した「お水がいらないプレミアム」について、白潟社長は「高価格帯商品に位置付けて売り出したが、物価高で消費環境が厳しかった。その中では『中華蕎麦とみ田』とのコラボが健闘している。今後の育成方針を検討していきたい」と述べた。

 26年度の販売計画は森江康行常務営業本部長が説明。食品事業で売上高183億円のうち、業態別で5割弱を占める量販店は9.6%増を計画。「『お水がいらない』は業界内での認知は高いものの、まだまだ市場開拓の余地がある。西日本に比べて東日本は手薄な状況」との認識を示した。

 コンビニ(構成比25%)は前期苦戦した反動を含むものの、10品以上もの新商品企画で巻き返し17.5%増を見込む。

 今秋の新商品・リニューアル品は9月発売。注目は「お水がいらない 天下一品」の大幅なブラッシュアップ。価格据え置きで全体のボリュームを50g増量(1食486g)した。スープのこってり感を高め、麺もさらにお店品質に改良する。

 「同 京風だしのおうどん」もリニューアル。25年9月の「鍋焼うどん」に続き、自社工場の削り節機でだしを取った上品な味わいのつゆに仕上げた。

 「お水がいらない」は新たにコスパ重視の「大盛」シリーズを発売予定。満足感とボリューム感で市場ニーズに応える。

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