6.4 C
Tokyo
5.1 C
Osaka
2025 / 12 / 29 月曜日
ログイン
English
その他防災多様化する防災食品 要介護者向け「ムース」登場 尾西食品 6月から販売開始

多様化する防災食品 要介護者向け「ムース」登場 尾西食品 6月から販売開始

多様化する防災食に、ついに「ムース」が登場する。防災食の尾西食品は6月12日から水だけでできる新たな長期保存食「尾西の振って作るムース」を全国発売し、災害時でも安心して介護を必要とする人に向けて提供する。

商品は、ミキサーを使わず、水だけで簡単にムース状の食事が作れる。作り方は調理袋で水を計量し粉末を加え、約30回振り、5~7分待つだけ。1食で高カロリー、高たんぱくの栄養が摂れ、災害時の体力維持をサポートする。

味わいは甘いほうじ茶ミルク風味。賞味期間は製造月から5年6か月で、災害用備蓄品として安心して利用できる。55g/袋、オープン価格。

能登半島地震から3か月が経過し、今でも懸命な復旧・復興活動が続いている。地震を契機に防災への意識が高まり、長期保存が可能な防災食や備蓄食需要も増加。普段から加工食品を余分に購入し、非常時のために備えるローリングストックも増えている。

防災食の中身は多様化しており、従来はアルファ米やミネラルウォーター、カップ麺、米飯類、缶詰などが主流だったが、パンや包装餅、米粉クッキー、スープ、シリアル、チョコレート、デザートなどの副食や汁物なども登場。おいしさや栄養性、健康性、簡便性、環境への配慮など普段の食と変わらない食品がコンセプトになっている。被災者には乳幼児やアレルギー、外国人、病人など要配慮者も多く、ハラールやノンアレルギー、減塩・減糖、フードロスへの対応も求められている。

関連記事

インタビュー特集

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。