7.1 C
Tokyo
9.3 C
Osaka
2025 / 12 / 20 土曜日
ログイン
English
その他企業活動味の素 春季労使交渉で満額回答 2年連続6%相当の賃上げ

味の素 春季労使交渉で満額回答 2年連続6%相当の賃上げ

味の素は、3月7日に開いた春季労使交渉で、味の素労働組合要求金額であるベースアップ1万4千円に対し一発満額で回答し、妥結した。これにより定期昇給および制度改定を含め、2年連続で1人当たり6%相当、平均2・1万円以上となる賃上げを行う。同社では「高い目標へ挑戦する原動力において、最も大切な人財資産への投資強化によりエンゲージメントを高めていくことが企業価値の向上において不可欠。この取り組みの一環として、昨年度と同水準の6%相当の賃上げを決定した」としている。新卒入社時の初任給も引き上げ、正規雇用者のみならず非正規雇用者も物価上昇分をベースにした賃上げを実施する方針を決定した。

今年の賃上げについて同社では「デフレ経済下の悪循環から脱却するには、企業における徹底した事業の効率化などの自助努力で吸収しきれないコストを価格に反映させる適切な値上げや、商品の価値に見合った価格設定(バリュープライシング)と、物価上昇などの社会環境や企業業績、労使関係などをふまえた適正な賃上げによって経済の好循環を醸成していくことがカギである。また、そうした好循環が、『失われた30年』という日本経済低迷トンネルからの脱却につながる好機と捉えている」とコメントしている。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。