9.4 C
Tokyo
7.3 C
Osaka
2025 / 12 / 31 水曜日
ログイン
English
その他企業活動製品LCAを評価指標に 業界に先駆けて導入 日清製粉ウェルナ

製品LCAを評価指標に 業界に先駆けて導入 日清製粉ウェルナ

日清製粉ウェルナはこのほど、国内食品メーカーとして初となる製品ライフサイクルの環境影響に関する算定手法を製品・施策の評価指標として導入した。

評価指標となるのは、製品の原料調達から廃棄までの製品ライフサイクルアセスメント(製品LCA)。世界的な認証団体として知られるSGSの日本法人であるSGSジャパンが23年7月に、「パスタ乾麺」「パスタソース」「冷凍パスタ」「プレミックス」の家庭用製品カテゴリーを対象にした算定方法について妥当性を評価している。

「マ・マー チャック付結束スパゲティ1.6mm」(標準品)を製品LCAにより算定すると、製品ライフサイクルでのCO2e排出量(二酸化炭素相当量)は調理・喫食段階が最も多く、全体の約56%を占めるという。

調理時間が短い「マ・マー 早ゆでスパゲティFineFast1.6mm」(早ゆで)と比較すると、早ゆででは調理・喫食段階のCO2e排出量が標準品の約34%削減、製品ライフサイクル全体では約15%削減されることが分かった。

同社では製品LCAを活用した環境配慮型製品の開発を進めるとともに、CO2e排出量などを情報発信することで、消費者とともに持続可能な社会の実現を目指すとしている。

関連記事

インタビュー特集

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。