11.6 C
Tokyo
11 C
Osaka
2025 / 12 / 05 金曜日
ログイン
English
加工食品調味料・カレー類関西はみそ消費アップに余地 関西味噌生販協議会
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

関西はみそ消費アップに余地 関西味噌生販協議会

関西圏に拠点を置く味噌製造生産者と卸売業者で組織する関西味噌生販協議会は2月7日、賀詞交歓会をホテルグランヴィア大阪で開催し会員各社の代表者などが出席した。

冒頭、土屋勇蔵会長(ジャポニックス社長)は「小売販売の関西圏は関東圏に比べて伸長していないデータがあるが、その要因は人口動態ではないか。この4年の人口推移は関東圏0.1%増、関西は1.4%減。ここに1.5%の開きがある」と指摘。今後の関西については「みその都市別消費量は神戸の最下位を含め関西の都市は下位にある。だが、増やす余地が残っている」と各位に訴え、今後も幼稚園での食育イベントなど「味噌のPRを積極的に行っていく」と強調した。

来賓あいさつで満田盛護全国味噌工業協同組合連合会長は「農水省が掲げる30年度食品輸出額は5兆円。当会もその主力31団体に選ばれている。インバウンドで訪日外国人がまた日本食を食べたいと思ってもらえるなら、帰国後に需要が生まれる。味噌は世界に誇るスーパー調味料であると訴えていきたい」と強調した。

また、会員各位で、無添加表示問題の現状や進捗状況、価格改定の状況などを会員各社と情報共有をし、業界の底上げを図った。その後は新年懇親会が行われたほか、総会に先立ち講演会も実施された。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点