流通・飲食〈解説〉北陸中央食品がカナ...

〈解説〉北陸中央食品がカナカン傘下に 北陸食品市場の安定を

カナカン(23年3月期年商1千700億円)と北陸中央食品(23年8月期年商105億円)は、約1年前から今回の株式譲渡の話を進めてきた。北陸中央食品は地元の取引先や仕入先からの支持が高いが、コロナ禍で強みとする地元の中小食品企業の廃業が相次いだほか、ここ数年は地元取引先の有力スーパーが北陸圏外への進出を強化する中、広域対応が課題でもあった。また、20年に新設した新冷凍センターが順調に稼働していたが、帳合変更で稼働率が減少し、物流を委託した影響などもあり、人口減の北陸市場での今後の事業継続として、大手グループ入りを検討していた。

こういった中で同じ北陸で苦楽を分かち合ってきたカナカンへの株式譲渡を澤田悦守前会長が決断した。株式売却に当たり、全従業員を任せるなどもあり、同じ北陸で信頼たるカナカンを選んだ。澤田佳宏前社長も「北陸の食品市場の安定化が重要」としている。

カナエ モノマテリアルパッケージ

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。