17 C
Tokyo
19.1 C
Osaka
2025 / 11 / 16 日曜日
English
その他食創会「安藤百福賞」 大賞に京大大学院の奥野教授 テーマは「AI・データサイエンスによるウェルビーイングの創造」
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

食創会「安藤百福賞」 大賞に京大大学院の奥野教授 テーマは「AI・データサイエンスによるウェルビーイングの創造」

「食創会 ~新しい食品の創造・開発を奨める会~」(会長会長=小泉純一郞元内閣総理大臣)は、このほど「第28回安藤百福賞」の「大賞」(副賞:賞金1千万円)に京都大学大学院医学研究科・教授の奥野恭史氏(理化学研究所計算科学研究センター・部門長)を決定した。

最高賞の「大賞」が選ばれたのは15例目。今回の受賞テーマは「AI・データサイエンスによるウェルビーイングの創造」。

奥野氏は、医療や健康に関わるビッグデータや人工知能(AI)、スーパーコンピュータ「富岳」を用いたシミュレーション科学の世界的な研究者。健康診断結果をもとに3年以内の疾病発症率を予測するAIを開発したほか、発症が予測される疾病の個人別の予防方法を提案するAIも開発した。

「優秀賞」(同200万円)には理化学研究所仁科加速器科学研究センターの阿部知子副センター長による「テーラーメイド変異誘発法の開発と食品産業への貢献」、久留米大学の児島将康分子生命科学研究所・教授による「生物の食行動を支配するペプチドホルモンの研究」、女子栄養大学の武見ゆかり教授(副学長)による「日本における栄養学教育の発展と栄養政策への貢献ならびにそれらの国際的発信」の3人、若手研究者や中小企業の開発者を対象とした「発明発見奨励賞」(同100万円)には5人を選出した。表彰式は3月12日に都内のホテルで開催。

食創会は安藤スポーツ・食文化振興財団(理事長=安藤宏基日清食品ホールディングス社長・CEO)が主宰。「安藤百福賞」表彰事業(後援:文部科学省、農林水産省)は1996年から実施している。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点