10.5 C
Tokyo
10 C
Osaka
2025 / 12 / 10 水曜日
ログイン
English
逆光線(コラム)関心は来春以降の市場に

関心は来春以降の市場に

冬需への対応が本格化する中で新商品など来春に向けた施策の話題に触れる機会が増えてきた。目の前に控えるクリスマス商戦や年末商戦の動きは気になる。しかし業界の関心は早くも来春以降の市場の動きに移りつつあるようだ。

▼年が変わっても生活者の意識はそう簡単に変わらない。おそらく当面は節約を意識した生活にならざるを得ないだろう。家庭内食、中食、外食の各分野でこの節約ニーズにいかに対応していくかが大きなテーマになることは明らかだろう。

▼家庭内食の分野でいえば調理離れの傾向も見られる。一方、節約をするために調理をする機会が増えている可能性もある。ただし、忙しさの中で時短・簡便への意識が高まっている。この時短・簡便ニーズへの対応も一つのテーマになる。

▼コロナ禍の中で増えたのが基礎調味料などを使って調理する機会だ。このニーズも一定程度残っているとみられ、その対応もテーマの一つになり得る。商品施策、コミュニケーション施策を通して、いかに様々なニーズに応えていくかが年明け以降、来春以降の焦点になる。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。