11.8 C
Tokyo
13.1 C
Osaka
2025 / 12 / 21 日曜日
ログイン
English
加工食品乳製品・アイスクリーム森永乳業、ChatGPTを活用した日本初のタレントロボット「平野レミロイド」で営業・商談活動サポート 人材不足解消や楽しさ提供

森永乳業、ChatGPTを活用した日本初のタレントロボット「平野レミロイド」で営業・商談活動サポート 人材不足解消や楽しさ提供

森永乳業は、ChatGPTを活用した日本初のタレントロボット「平野レミロイド」を用いたコミュニケーションを通して営業・商談活動などをサポートしていく。

今後はAIロボットの精度を高め、店頭の販促活動など一般消費者とのコミュニケーションツールとしての活用も視野に、全国での活用を目指す。

20日に行われたお披露目会で、新商品「クラフト バジルフレッシュモッツァレラ」のWebCMとともにプロットタイプ(試作品)の「平野レミロイド」を披露した。

チーズ事業部の社員らの会話から生まれたという同ロボットについて、営業本部マーケティング統括部チーズ事業マーケティング部の伊佐地祐子アシスタントマネージャーは「コロナ禍をきっかけに試食販売など、消費者においしさを体験してもらう場がなくなってしまった。少子高齢化に伴う人材不足も懸念されるなか、店頭での販促活動や商談・営業活動などで活用できるロボットの開発に至った」と説明する。

商談を模したデモンストレーション
商談を模したデモンストレーション

「クラフト バジルフレッシュモッツァレラ」は気軽にアレンジもできることから、料理愛好家としての認知が高く明るい印象の平野さんを起用した。

営業本部マーケティング統括部チーズ事業マーケティング部の佐藤裕之部長は昨今の原料高騰など厳しい状況を背景に「こういう時代だからこそ新たなことにチャレンジし新たな価値や体験を生み出すことが重要。AIロボットは単に業務効率を上げるのではなく、効果を検証し、未来に対する気づきを得ることに意味がある」と狙いを語る。

「平野レミロイド」は、料理愛好家の平野レミさんをモデルに顔を3D撮影して作成したシリコン製。

平野さん本人の声で商品紹介のほか、商品から派生する質問の回答や、世間話などのコミュニケーションがとれる。ChatGPTを活用することでより幅広い対応も可能になる。

「クラフト バジルフレッシュモッツァレラ」は、バジルの爽やかな味わいが特長。味付きで、直食やおつまみのほか、魚やパスタなど他の食材と併せて時短料理にも役立つ。

同日に公開したWebCMでは、味付きタイプならではの手軽さを “2秒で料理”と表現し、平野レミさんが2秒の間に商品を伝えている。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。