9.8 C
Tokyo
14 C
Osaka
2025 / 12 / 21 日曜日
ログイン
English
その他決算・業績ローソン 過去最高を達成 チェーン全店売上高と営業総収入で

ローソン 過去最高を達成 チェーン全店売上高と営業総収入で

ローソンの2022年度(22年3月1日~23年2月28日)チェーン全店売上高は、前年比4.2%増の2兆5千454億円、営業総収入は41.6%増の9千886億円で、ともに過去最高を達成した。国内コンビニエンスストア事業の既存店売上高は3.6%増。購買変化に対応した売場改装や品揃え強化で、冷凍食品やカウンターファーストフード、店内調理サービス「まちかど厨房」が伸長したことが要因。

カテゴリでは、コロナ前の19年度と比較してデザート(5%増)、FF・厨房(4%増)、デリカ・日配・冷食(3%増)、無印良品を含む日雑品(2%増)が伸長した一方、来店数の減少で落ち込んだのは米飯・麺(9%減)とソフトドリンク(11%減)。

13日決算発表に臨んだ竹増貞信社長は、デザートの伸長について「メリハリが効いた。価格と価値を見比べた時に価値を感じてもらえれば、200円台や300円台でもしっかり購入してもらえる」と説明する。

2月に期間限定で実施し「プレミアムロールケーキ」などのデザートもラインアップして話題となった「盛りすぎ!チャレンジ」についても「供給が全く追いつかず、結果的にお客様にご迷惑をおかけしたが、あのような分かりやすい企画は高い評価が得られると分かった。『近くにある店』という特長を最大限生かしながら、買い求めやすさを分かりやすい形でしっかりと訴求できた」と振り返る。

今後は、賃金の上昇と物価の上昇のバランスに注視していく。「水道光熱費は現状落ち着きつつあるが、今後は不透明。価格についてもコモディティ商品は引き続き上がっていくとの予想もある。春から賃上げの動きがあるが、仮に可処分所得が増えずに物価だけ上がっていけば、財布のひもはさらに締まってしまう」と語った。

コロナ禍で定着した家庭内需要は継続していくとの見方を示し、旅行需要やインバウンド需要の回復に期待を寄せる。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。