日本アクセス、春夏新商品グランプリ総合1位に 「めちゃラク カスタードクリームミックス」(ニップン)

日本アクセスは8日、「新商品グランプリ2023春夏」の結果を発表した。総合1位(グランプリ)には、「めちゃラク カスタードクリームミックス」(ニップン)、総合2位(準グランプリ)には「サクレ マンゴー」(フタバ食品)が選ばれた。加工食品・冷蔵・冷凍・アイスの各部門およびトレンド賞(新設)の結果は別表の通り。

09年にスタートした新商品グランプリは、今回で28回目。これまでの雑誌・メディアとのタイアップ企画を、今回から日本アクセス独自企画として実施。1月以降発売の新商品を対象に、メーカー62社64品(加工食品27社27品、冷蔵食品11社13品、冷凍食品13社13品、アイス11社11品)がエントリーした。

審査は、日本アクセス公式LINE登録者から募集した一般消費者(20~40代女性)が、1月に東京・大阪で開かれた日本アクセスの総合展示会「フードコンベンション」にて、エントリー全商品を試食。味・コスパ・使い勝手・オリジナリティ・トレンド・おすすめ度などを採点し、グランプリ・準グランプリおよび各部門のランキングを決定した。

総合1位(グランプリ)&加工食品部門1位は、ニップン「めちゃラク カスタードクリームミックス」が受賞。袋に牛乳を加えるだけで、なめらかなカスタードクリームが誰でも手軽に作れることが支持された。

総合2位「サクレ マンゴー」(フタバ食品)は、ロングセラーのアイス「サクレ」シリーズの新フレーバー。マンゴー果肉入りでジューシーな味わいが評価された。

冷蔵部門グランプリの「WorldTrip マンゴーラッシー200㎖」(エルビー)は、インド名物のとろけるようなマンゴーラッシーの味わいを再現。同品の450㎖(冷蔵品)はCVSの人気商品だが、新たに常温270日保存可能なロングライフ商品として発売する。

冷凍食品では、「日清本麺 ワンタン麺」が受賞。同社担当者によると、「これまでにない、おいしいワンタンができたことが開発のきっかけ。シンプルな醤油味に仕上げた」という自信の一品だ。

今回からトレンド賞を新設。プラントベースや野菜発酵乳、ピスタチオなど今の時代を反映した新商品4品を選出した。

日本アクセスの佐々木淳一社長は「今年は日本アクセス30周年の節目。新商品グランプリは、今年から当社単独企画に生まれ変わり、メーカー各社の素晴らしい新商品を広く一般消費者に知っていただくようにPR活動を強化する。マーケットインの発想で決定したランキングを活用し、小売業の売上拡大と市場活性化に貢献する。売上・利益とも業界№1となった日本アクセスならではの新商品グランプリを、業界を代表するアワードにしたい」と語った。

なお、日本アクセスでは「新商品グランプリ」オフィシャルWEBサイトやTikTokでの商品PR、小売店向けの店舗POPや、受賞メーカー向けの販促物を用意。新商品グランプリをフックに、春夏商戦を盛り上げていく。

日本アクセス「新商品グランプリ2023春夏」 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)