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6月30日は「夏越ごはんの日」 年後半の無病息災願う 新たな行事食へ普及啓発

 1年間の後半の無病息災を祈って毎年6月30日に執り行われる神事「夏越(なごし)の祓(はらえ)」に併せて、期間限定の「夏越ごはん」を提供する取り組みが今年も行われる。

 「夏越ごはん」を提唱するのは公益社団法人・米穀安定供給確保支援機構。雑穀ごはんの上に夏越の祓で神社が設ける「茅の輪」に見立てた丸い食材を載せたものを「夏越ごはん」と命名し、6月30日を「夏越ごはんの日」として記念日に制定。米食の魅力再生と米の需要拡大を図る新たな行事食として、2015年から普及に努めている。

 中食や外食では、雑穀ごはん(白いごはんも可)の上に夏野菜を使い、「茅の輪」をイメージした丸い食材をのせたオリジナルの「夏越ごはん」を提供する店も増えている。

 同機構のリリースによると、今年はイトーヨーカドー166店舗、やよい軒376店舗(5月現在)、米卸・ミツハシの直営店、社員食堂、子ども向け弁当など合計約850店舗・施設で、「夏越キーマカレー」「夏越ごはんおにぎり」など工夫を凝らしたメニューが提供される。

「夏越ごはん」の提案例(日本アクセス)
「夏越ごはん」の提案例(日本アクセス)

 全国の百貨店・商業施設に52店舗を展開する「まつおか」では、とうもろこしメンチと彩り豊かな夏野菜を添えた「夏越ごはん」を販売。全国のイトーヨーカドー・ヨーク166店舗では、十八穀ごはんに5種野菜のかき揚げをのせた「夏越ごはん」を販売するほか、ミツハシは雑穀ごはんと夏野菜+揚げ玉の「夏越ごはんおにぎり」を首都圏のスーパーマーケット約100店舗で展開している。

 外食では、「やよい軒」が7月初旬まで「夏ごはんと豚しゃぶの定食」を提供するほか、ランチタイムや期間限定メニューとして「夏越ごはん」を展開する店舗が増えている。

 施設給食では、グリーンハウスが受託運営する全国60か所の社員食堂で3種の「夏越ごはん」を提供するほか、学習塾や幼稚園・小中学校で昼食・夕食を提供するFCNでは東京都内の約100施設で塾弁やおやつとして「夏越ごはんおにぎり」を提供する。

 食品業界でも、夏前の新たな催事企画として「夏越ごはん」に注目する企業が増えている。大手卸の日本アクセスは食品メーカー192社が参画する「アクセス業務用市場開発研究会」と連携して、「夏越ごはん」の普及啓発を推進。全国のスーパーマーケットやコンビニエンス、外食企業のメニュー開発や売場づくりを支援している。

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