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不二家、生ドーナツに新風 米油で揚げたドーナツの手軽さとケーキの満足感を両立  長年のケーキづくりで培った技術光る

 不二家は、生ドーナツに新風を吹き込む。

 6月1日、全国の不二家洋菓子店などで発売開始した「不二家の生ドーナツ」は、米油で揚げたドーナツの手軽さとケーキの満足感を両立させたチルド帯(要冷蔵)の焼菓子。

 ドーナツ専門店「ペコちゃんmilkyドーナツ」のドーナツ(常温)技術に、長年のケーキづくりで培った技術を組み合わせて開発された。

洋菓子事業本部営業本部マーケティング部営業推進課の姫野麻衣氏(下)、埼玉工場製品開発課の三矢皓之課長(上)
洋菓子事業本部営業本部マーケティング部営業推進課の姫野麻衣氏(下)、埼玉工場製品開発課の三矢皓之課長(上)

 6月3日、本社(東京都文京区)で開催された「不二家の生ドーナツ」プレス試食会に臨んだ洋菓子事業本部営業本部マーケティング部営業推進課の姫野麻衣氏は「不二家の代名詞とも言えるショートケーキに使用しているシャンテリークリームをかけ合わせることで、洋菓子屋だからこそ作れる生ドーナツをお届けできる」と胸を張る。

 「ミルキー」(税込388円)「ストロベリー」(同)「チョコレート」の3品を取り揃え、「不二家の生ドーナツ、はじめまして。」のキャッチコピーを掲げて訴求している。

 埼玉工場製品開発課の三矢皓之課長は「また食べたくなる定番のおいしさを目指した。揚げ油に使用している米油は、クセが少なく素材本来のおいしさを引き立てるだけでなく、軽やかな口当たりのドーナツに仕上げることができる。そのためクリームをたっぷり使用しても重たさを感じにくく、最後までおいしく召し上がっていただける」と自信をのぞかせる。

 生地に、手作業で搾ったシャンテリークリームやフィリングを組み合わせることで「生地のふわふわ食感とシャンテリークリームの滑らかな口当たりが一体になり、まるでケーキを食べているかのような贅沢な味わいが楽しめる」という。
 生ドーナツの中でも新機軸商品となり「我々はこの商品をドーナツでありケーキでもある新しいスイーツと考えている」と力を込める。

「不二家の生ドーナツ」の定番商品「ミルキー」
「不二家の生ドーナツ」の定番商品「ミルキー」

 3品の中で定番と位置付けるのが「ミルキー」。ドーナツ生地に、シャンテリークリームとロンセラーキャンディの「ミルキー」と同じ北海道産練乳を組み合わせて、やさしい甘さと練乳のコクが楽しめるように仕立てられている。

 「不二家の生ドーナツ」の開発の背景にはドーナツブームがある。
 ドーナツの中でも生ドーナツが各ドーナツ専門店で発売されるようになったことを受け「母体となるドーナツ自体に流行の波がきていることから、一過性のものではなく、しっかりとトレンドに乗ろうと判断した」と振り返る。

 チルド帯での販売には、暑さにより落ち込む傾向にある夏場の需要を喚起する狙いもある。

 「夏の勝負の一品でもある。夏にケーキの需要が落ち込んでしまうため、次の一手を打っていく必要があり、生ドーナツはその大きな施策と位置付けている」と姫野氏は語る。

 販売先は、全国の不二家洋菓子店414店(うち251店はFC店)のほか、「納品店」と呼ぶ一部のスーパー・量販店やドーナツ専門店「ペコちゃんmilkyドーナツ」計21店舗のうち3店舗。

 同社は創業時からパンをはじめとするドーナツを本場アメリカに学び日本で展開。その技術を現代風にアレンジしたのが「ペコちゃんmilkyドーナツ」となる。同店は2024年9月にオープンし好調に推移している。

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