ヤクルト本社と東京大学は、犬のアトピー性皮膚炎と食物有害反応(食物アレルギー)における腸内環境の変化を解析し、腸内細菌の多様性低下と脂質代謝物の変動を確認したと発表した。
研究では、アレルギーを持つ犬と健常犬の便を比較分析。その結果、病気のある犬では酢酸・プロピオン酸・酪酸といった腸の健康維持にかかわる短鎖脂肪酸が減少していた。一方で、炎症やアレルギー反応に関与する長鎖脂肪酸の代謝物は増加していた。
さらにAI解析により、便中脂質のパターンから健康犬とアレルギー犬を区別できることが示された。東京大学は、腸内環境と脂質代謝の変化が病態に関与する可能性がある点に意義があるとした。ヤクルト本社は、本成果を腸を起点とした動物の健康維持・予防につながる知見とし、研究開発を進める方針。




