2025海苔年度の乾海苔共販(入札)が5月13日に終わった。最終的な共販枚数は54億2984万枚で、前年度比5億枚ほどの減算となった。1枚当たり平均単価は16.95円で、前年度比7.18円安。ここ数年の相場高がようやく一定の落ち着きを見せた。
25海苔年度は11月27日、宮城初共販の平均単価27.67円でスタートを切った。続く12月5日の宮城2回共販は27.93円でほぼ同額だったが、翌6日の千葉初共販は一気に10円高の37.82円になり、8日の愛知初共販も同水準の37.26円となった。ここまでの累計共販枚数は約5000万枚。
有明海の初共販は12月14日の福岡有明で、出品枚数約8000万枚、平均34.04円だった。翌15日の佐賀有明初共販は1億1667万枚が出品され、15円以上も高い平均51.75円に達した。
佐賀有明では4年ぶりに高品質の海苔がまとまった数量採れ、漁連が定める厳しい基準をクリアした「有明海一番」の認定品も出品された。平均50円超えは今年度の最高値だが、贈答品向け商品の在庫薄に不安を抱えていた海苔商社は、ひとまず一定数の原料を確保できたことに大きく安堵していた。
漁連別の累計共販枚数は、佐賀有明14億1490万枚(前年度比4億5000万枚増)、福岡有明7億9251万枚(2024万枚増)、熊本7億6995万枚(3609万枚減)、兵庫12億5751万枚(6億4020万枚減)、宮城3億2285万枚(2036万枚減)。
佐賀有明の枚数が4年ぶりに兵庫を上回り、全国1位に返り咲いた。
1月7日の佐賀有明共販以降、各回平均も累計平均も、24年度の累計平均を下回ったまま終漁を迎えた。累計平均単価は2022海苔年度の17.24円を下回ったが、21海苔年度(11.75円)と比べると4割以上高くなっている。
3年続いた原料高でメーカー各社が値上げした結果、スーパー店頭の売価は22年以前と比べて大幅に上昇している。仕入単価を抑えて値ごろ感を維持するために、色が浅い(黒くない)商品も並ぶようになり、消費者の海苔離れが懸念される事態に至った。昨年は家庭向け大手海苔メーカーらが苦戦を強いられた。
物流費や人件費などコスト上昇が続く環境で、どう海苔離れを防いでいくか。商社たちの腕の見せ所だ。





