8.9 C
Tokyo
10.9 C
Osaka
2025 / 12 / 23 火曜日
ログイン
English
加工食品乾麺・乾物かつお節ワークショップ 学生38人がアイデア共創 ヤマキと立命館大学

かつお節ワークショップ 学生38人がアイデア共創 ヤマキと立命館大学

 ヤマキは11月中旬、立命館大学、武庫川女子大学本田研究室、早稲田大学野中研究室と共同で、第4回「かつお節ワークショップ」を開催した。今年は「かつお節・だしの価値・魅力を未来へ伝えるアイデアを共創」をテーマに38人の学生が参加。調理科学とシステムデザインの手法を通じ、かつお節・だしの魅力を新たな視点で捉え直し、未来の食文化へとつなぐアイデア創出に取り組んだ。

 ヤマキと立命館大学はイノベーション創出人材の育成を目的とした同大学「EDGE+Rプログラム」の一環として、2022年から「かつお節ワークショップ」を開催している。かつお節という日本の食文化を象徴する素材を題材に、調理科学とシステムデザインという異なるアプローチを融合し次世代の発想力を育むことを目的とする。

 4回目となる今年は大阪府茨木市の立命館大学大阪いばらきキャンパスで開かれ、立命館大学、武庫川女子大学、早稲田大学に加え大阪公立大学、近畿大学、京都芸術大学の学生も参加し、昨年を上回る規模での開催になった。

 ワークショップは講義とグループワークの2部構成で行われた。

 講義では、ヤマキ社員に加え、調理学を専門とする武庫川女子大学の本田智巳講師、生産システム工学・サービス工学を専門とする早稲田大学の野中朋美教授が登壇し、かつお節・だしの魅力や科学的な役割、アイデア創出のための思考法について解説した。

 グループワークでは学生が7つのグループに分かれ、生活者視点を取り入れたアイデアを検討した。ヤマキ社員もアドバイザーとして加わり、最後にスキット形式で提案を発表した。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。