16.1 C
Tokyo
16.7 C
Osaka
2025 / 11 / 21 金曜日
ログイン
English
逆光線(コラム)健康寿命の秘訣「何事もほどほどに」
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

健康寿命の秘訣「何事もほどほどに」

 “昔ギリシャのイカロスは~”で始まる童謡「勇気一つを友にして」。ギリシャ神話イカロスの物語を題材にしたもので、“ロウで固めた鳥の羽根、両手に持って飛びたった、雲より高くまだ遠く”と歌詞は続く。結末は、牢獄から脱出したイカロスが海に墜落するという悲劇だ。

▼DM三井製糖の~適糖生活~トークショーでの話。料理研究家・コウケンテツ氏によれば、イカロスが墜落したとされる海にあるイカリア島は健康長寿で有名な島。世界中の研究者がその謎ときに懸命だという。

▼氏いわく、健康長寿の秘訣は昼寝(シエスタ)、運動、緩やかな人間関係・家族関係、少ないストレス、適度な近所付き合いの5つ。島では明け方までバーが営業、70代から90代のシニア世代がワイワイお酒を楽しんでいるらしい。

▼世間は「糖質オフ=健康」の流れだが、あれもダメ、これもダメではストレスが溜まる。過度な糖質制限はフレイルを招くとの指摘もある。イカロスは自由の喜びに我を忘れ太陽に近づき過ぎて悲劇を招いたが、「何事もほどほどに」の教訓は残してくれた。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点